研究をめぐる雑感
昨日は、岐阜県のある小学校に行ってきました。今度、6年生が校外学習で彦根城へ見学に行くにあたり、事前に学習しておきたいということで、その講師として招かれました。 メインの話は、彦根城は、いつ、誰によって、なぜこの場所に建てられたのか、といっ…
関ヶ原合戦図屏風については、2003年に論文を発表し、その成果を展覧会や一般向けの文章で紹介してきました。 これまで発表した文章をここでまとめておきます。 論文 「関ヶ原合戦図屏風の図像とその展開」『彦根城博物館研究紀要』14号 2003年 展覧会 彦根…
昨年の3月末に退職し、どこにも属さずに1年を過ごしました。 肩書がない暮らしは、日常的には何ら問題ないものの、所属を表示しないといけない場面も何度かありました。 最初は、名刺の表記。フリーであれ仕事をしている以上、名刺は必須。仕事上で渡す際…
前回は、『黒田家文書』の史料集との偶然の出会いについて記しました。 偶然の出会いについて、もう一つ。 『井伊直政 家康筆頭家臣への軌跡』では、井伊直政が差し出した、あるいは受け取った書状類を何点も写真掲載しました。その中に、ある偶然で見つけた…
井伊直政といえば、従来、「徳川四天王」や、「井伊の赤備え」というキーワードが示されていたように、徳川家康の重臣の一人としては認識されていましたが、活躍した場面は関ヶ原合戦や小牧長久手の合戦など、戦場で活躍した人物と思われていました。 それに…